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勃起のメカニズム

07.05.10 更新

脳内から伝わる勃起指令! 勃起と射精のメカニズム

勃起は男性性器で起こる現象ですが、精神的な刺激や視覚的な情報など、脳からの刺激伝達によって起こる場合もあります。EDの原因などに触れる前に、勃起のメカニズムを理解しましょう。

血液の圧力が高まることで勃起は起こる

知覚的・心理的刺激や、物理的刺激が脳内の勃起中枢を刺激することで、陰茎内にある海綿体の毛細血管に血液が流れ込み、筋肉の力ではなく陰茎内の血液の圧力によって充血し、下方に垂れていた陰茎が硬く大きくなることで勃起が起こります。
勃起は、性交時に女性の膣内に陰茎を挿入して精子を放出し、卵子と受精するためには欠かせないメカニズムです。

陰茎に血液が流入し起きる勃起

泌尿器系の臓器

■陰茎の断面図

泌尿器系の臓器

■勃起時の動脈から陰茎への血液の流れ

陰茎内には3本の海綿体が並んでいます。そのうちの1つである尿道海綿体は、尿道を形成するもので、勃起にかかわるのは他の2本の陰茎海綿体です。陰茎海綿体は、丈夫なタイヤのチューブのような白膜に覆われており、内部に血液が充満すると白膜が内圧に耐えることで勃起が起こります。

陰茎に流入する血液は、外腸骨動脈→内腸骨動脈→内陰部動脈を通って陰茎内の尿道球動脈・陰茎背動脈・陰茎深動脈の3つの動脈に枝分かれした後、海綿体内の静脈につながります。性的興奮などで勃起中枢が刺激されると、動脈は緩まり血液が海綿体に充満して勃起し、逆に動脈が縮ると陰茎も縮みます

筋肉の収縮で起きる射精

勃起が血液の流入によって起きるのに対し、射精は筋肉の収縮で起こります。性的な興奮が頂点に到達すると、精嚢・精巣上体(副睾丸)・精管のまわりにある尿道括約筋、海綿体筋、会陰横筋などの筋肉が規則的に収縮し、尿道前立腺部分にある精液が尿道口を経て体外に押し出され射精します。

勃起の種類は中枢性勃起と反射性勃起

勃起には中枢性勃起反射性勃起の2つがあります。 視覚や聴覚の刺激、精神的・心理的な刺激によるものが中枢性勃起で、女性の裸を見るなど性的な想像をすることで起こり、大脳皮質を経由して、性中枢、脊髄の勃起中枢に伝わり、勃起が生じます。反射性勃起は、マスターベーションやペッティングなどの物理的刺激を陰茎、陰嚢に与えたり、直腸、膀胱を刺激することで、脊髄の中にある勃起中枢が刺激されることにより起こります。
また、睡眠時に起きる夜間勃起は、一晩に3〜6回あるレム睡眠期の間に起こるもので、目覚めた時がちょうどレム期に一致すると俗に言われる「朝立ち」として気がつきます。子宮内の胎児も、陰茎や陰嚢が、臍帯(へその緒)で刺激を受けて反射性勃起を起こすことがあるそうです。
勃起を起こす神経の連絡経路
■勃起を起こす神経の連絡経路

◆監修◆東京歯科大学市川総合病院教授 丸茂 健(まるも・けん)先生

構成・文/宇山恵子

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